引っ越しの見積もりや引っ越し業者を選ぶポイントを解説

季節の節目や結婚や出産、子どもの成長などのライフスタイルの変化、職場の移動などを理由に、引っ越しを検討する方が多いです。新居での生活には胸が躍りますが、気になるのは費用ではないでしょうか。新居の契約にかかるお金だけではなく、引っ越し業者の手配や費用の準備も忘れないようにしましょう。今回は、引っ越しにかかる費用の相場や見積もり方法を紹介します。費用を抑える方法や業者選びのポイント、注意点も詳しく解説しているので、引っ越しを予定されている方や引っ越しをするか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
引っ越し費用の相場
引っ越しは「新しい生活がはじる」嬉しさや楽しみが大きいですが、どれだけお金がかかるか不安に感じる方も多いでしょう。一般的には、引っ越し作業は業者に依頼するのが基本です。引っ越し業者の費用の相場を、通常期と繁忙期にわけて詳しく紹介します。
通常期
引っ越し業者の通常期とは、依頼の少ない5〜2月を指しており、オフシーズンとも呼ばれています。通常期は人の動きが少なく、引っ越し業者もさほど忙しくないため、繁忙期に比べて費用は安くなります。単身者の引っ越しや家族での引っ越しなど、家族構成や荷物の量によって料金が異なるため、同じ都道府県内の通常期の引っ越し業者の料金相場をまとめました。
・単身者:4万円前後
・家族(2人):7万円前後
・家族(3〜4人):8万前後
引っ越し費用は、荷物の量や移動距離によって異なります。都道府県内の引っ越しは比較的安い傾向にありますが、別の都道府県に引っ越しする場合は、通常期でも上記の金額の2倍以上はかかる見込みです。
通常期で引っ越し費用が安くなるのは12〜1月。この時期は年末年始を挟んだり、仕事が繁忙期を迎え引っ越し作業ができなかったりするため、引っ越しする人が少ない傾向にあります。ただし、家賃が下がる時期と引っ越し業者が安くなる時期は異なるので、トータル費用を抑えたい方はじっくり検討してから引っ越し時期を判断することをおすすめします。
繁忙期
繁忙期は引っ越し業者の費用が基本的に高くなります。通常期に比べると2倍以上金額が上がり、別の都道府県へ移動する場合は、3倍以上の値段になることも珍しくありません。繁忙期は3〜4月を指し、人事異動や子どもの進学など生活環境が大きく変わる時期です。
ライフイベントに合わせて引っ越しする方も多いので、1年の中で3〜4月は引っ越しが集中しやすい時期。特に3月下旬から4月上旬にかけて、引っ越し業者は忙しくなるため、費用が上がる傾向にあります。場合によっては、引っ越し業者が捕まらずに予定していた時期に引っ越しできないといったケースもあります。
参考までに都道府県内での繁忙期の引っ越し費用の相場を家族構成別にまとめました。
・単身者:5〜7万円
・家族(2人):10万円前後
・家族(3〜4人):12〜13万円
移動距離が長くなれば、相場よりも引っ越し費用は上がります。繁忙期の場合、別の都道府県に引っ越しする場合は、上記の相場の2〜3倍の費用を見込んでおきましょう。
また、都道府県をまたぐ家族の引っ越しの場合、祝日だと料金は20%ほど上がるので、費用を抑えたい方は平日の引っ越しを検討してはいかがでしょうか。
引っ越しバービィーの見積もりの特徴
引っ越しバービィーは、価格とサービス内容に自信を持っている引っ越し業者です。荷造りや荷解きは自分で行うシンプルな「セルフプラン」から、荷造りから荷解きまですべて業者にお願いできる「丸ごとお任せプラン」など、さまざまなプランが用意されています。
1番人気は荷解き以外の引っ越し作業を引っ越しバービィーに依頼できる「スタンダードプラン」。仕事や家事・育児でなかなか時間が作れず荷造りが進まない方でも、スタンダードスタンダートプランなら気負うことはありません。
見積もり時点で他社よりも費用が高い場合、可能な限り値下げに対応してくれます。業界最安値を目指している会社なので、引っ越し費用を極力抑えたい方は引っ越しバービィーがおすすめです。
引っ越し費用シミュレーションシュミレーションの使い方
引っ越し費用の概算や相場を知りたい方は、引っ越し費用シミュレーションを活用してみてはいかがですか。名前や電話番号など個人情報を入力せずにネットから気軽に利用できるので、引っ越す予定がある方は、さっそく活用しましょう。
ネットでよく見かける「一括見積もり」も引っ越し費用シミュレーションに似ていますが、複数の業者に見積もりを依頼するサービスです。見積もりが発注された業者は依頼主に連絡を入れるため、人によっては業者とのやり取りが面倒に感じます。
引っ越し費用シミュレーションなら個人情報を使わずに概算や相場を計算してくれるので、安心して利用できるのが嬉しいポイント。あくまでも概算ではありますが、予算を立てる参考にはなります。
引っ越し完了までの流れ
引っ越しの大まかな流れを紹介します。新しい場所で生活をはじめたい方は、以下の流れを参考に引っ越し準備を行ってください。
新居を探して契約(購入)する
引っ越しを考えている方は、まず新居を決めます。賃貸の場合、最初にかかる初期費用にまとまったお金が必要です。敷金や礼金、前家賃や清掃料など契約に必要なお金を用意しましょう。
賃貸物件の初期費用は家賃の4〜5か月分が相場です。初期費用にプラスして業者の費用もかかるので、引っ越しを考えている方は予算の参考にしてください。
今住んでいる家の退去日と新居の入居日を決める
新居が決まったら、今住んでいる家の退去日と新居の入居日を調整します。後日、旧居の掃除をするなどの作業がある場合は、退去日は余裕を持って予定を立てておくと安心です。入居する前に新居を訪れて家具の配置を決めたり、部屋のサイズを測ったりする場合は早めに入居日を設定するとよいでしょう。
都道府県をまたぐ引っ越しなど、自分や家族も新居に移動しなければならない場合もあります。退去日に管理会社の立ち会いが必要な場合は、引っ越し当日にスケジュールを合わせる方法もあります。
引っ越し業者に見積もりをお願いする
入居日が決まったら、早めに引っ越し業者を予約しましょう。枠が埋まってしまうと、希望の日に引っ越しできません。すでに引っ越し業者を決めている方は、業者のスケジュールが埋まる前に見積もりや日程調整を行ってください。
引っ越し業者を決めていない方は、一括見積もりなどを活用しながら気になる業者から見積もりを取りましょう。希望の日に引っ越し作業ができるか、必要なオプションは含まれているかなど詳細をきちんと確認することも大切です。
荷造りなど引っ越しの準備を行う
自分で引っ越し準備をされる方は、予定日までに荷造りをします。使用頻度の低いものから梱包するとスムーズに荷造りができます。当日まで使用するものはすぐに段ボールに入れられる準備をするなどしながら工夫してください。
家具や家電など、不用品の処分方法は前もって段取りしておくことも大切です。退去日になっても不用品を置いたままになると、処分できるまで旧居の家賃が発生する可能性があるので注意しましょう。
荷造りが苦手な方や、準備の時間が少ない方は引っ越し業者に任せることも可能です。料金は割増になりますが、費用対効果を比較しながらオプションの追加を検討してはいかがですか。
各種手続きも忘れずに行う
荷造りと同時に、各種手続きも並行して進めます。ガスや水道・電気などのライフラインは旧居と新居の両方で手続きが必要です。火災保険はそのまま引っ越し先に引き継げるケースもありますが、手続きは必要なので忘れずに連絡を入れましょう。ライフラインや火災保険の手続きは引っ越しの1か月前からはじめます。
お子さんがいる家庭は、現在通っている学校と転校先の学校に連絡を入れて手続きを行います。郵便物の転送手続きや役所の手続きも引っ越し予定日までに済ませておきましょう。
引っ越し当日にやるべきこと
引っ越し当日は、業者と作業の打ち合わせを行い、荷物の搬送の邪魔にならないように行動しましょう。ペットがいる場合はケガやトラブルの要因とならないように、ゲージに入れるなどしながらマナーを守ってください。
新居に着いて荷物が運び終わったら、壁や床、家電や家具などにキズがついていないか確認し、引っ越し費用の精算を行います。支払いは当日にしている業者が多いので、お金の準備を忘れないように注意してください。
また、ライフラインのうちガスだけは開栓に立ち会いが必要なため、当日から給湯器やコンロが使えるように、入居日に申し込んでおくことをおすすめします。